仕事が殆ど休みだった先月も含めて、この三ヶ月の間に作ったのはバッグ1点だけ(汗)。
やる気がなかったとか、時間が作れないほど忙しかったわけではなくて、色々と自分のスタイルを模索しておりました。
衣装ケースに仕舞い込んだ古布を眺め直してみて、あんな感じの服やバッグを作ろうと思って購入した布なんだろうけど、今現在もそれを作りたいのか?とか考えればそうではなくなっています。
つまり、「あんな感じ」 とは紛れもなくネットで見つけた人様の作品であって、自分の創造ではありません。
結局のところ、自分らしい物は何か?を求めていくと、服は体型をカバーするシンプルな形に行きつきましたが (笑)。
先日メディアで大騒ぎとなったオリンピックに関する諸々の問題も、私のような一手芸愛好者がとやかく言うレベルではありませんが、そんなことやっちゃったらどうなるか…の想像力が欠け過ぎていて絶句する。
ネット上の作品を丸々模倣すれば、ネット上で吊るしあげられる時代なのでしょうから、参考にする程度に留めておかなくてはいけませんよね。
私も確かに、「あ、これいいな♪」 と思えば、同じものを試作したりしました。しかし、私だったらこことこの部分はこうするなぁと、パターンを描き直します。
前置きが長くなりましたが、今回のバッグも何処にでもあるデザインですけど、自分が満足する形にやっと収まったのです。
久しぶりの更新は、そのバッグの持ち手部分の作り方をご紹介。
先に完成画像です。
本体と同布を使っているので分かりにくいですが、上部グリップ部分には市販の芯を採用しています。
先にバッグ本体部分を完全に仕上げてしまい、芯入りグリップと連結する上端 (4ヶ所) をミシンでふさぎます。
用意した市販の芯の周りを計測します。
太さ15㎜もので5.5㎝ありました。この芯に巻き付ける共布を、幅5.5㎝+縫い代に希望の長さ+縫い代の長方形を2枚用意。
ミシンでふさいだ本体上部の幅を、芯の外周と同じく5.5㎝になるようタックを取って調整します。
用意した共布をその本体上部に縫い繋げて、片側だけ出来上がりに折り、ミシンステッチをかけておきます。
その連結部分の拡大画像です。白の逆L字のミシンステッチがその処理です。
今回は画像点数が多く、続きは次回とします。
ゴールデンウィークに突入しましたね。
一応、暦通りにまとまった休日を頂いていますが、どんなに好天続きであろうと、何処へも出歩かずにハンドメイドに精を出す予定でいます。
その第一弾。
今日は前から作ってみたかった、丸っこい手提げの試作に取り掛かりました。
手が遅いものですから、連休明けには2点位完成させて、次回アップに漕ぎ着ければ良しとしましょう。
さて、前回ご紹介した古布ケース外側に設けた、ファスナーポケットの付け方とザクッとご説明します。
まず、本体に見返しを縫い付けて、ファスナーの窓を作ります。
過去記事のようなくり抜きではなく、本体の布端とファスナーのみみを合わせる感じです。
ミシンは、横をスライダーが見える長さに、縦はファスナーの幅より5㎜程短い寸法でかけます。
うっすら見える白いチャコ線のところで布をカット。
布をカットしたら、角に向けて鋏を入れます。
この後、見返し布を本体布の裏側に返して、一旦本体側は完了。
次に、ファスナーにポケット布を縫い付けます。
画像では分かりにくいですが、ファスナーの裏面とポケット布の表面を合わせ、なるべくファスナーテープの端寄りにミシンをかけます。
スライダー寄りにミシンをかけてしまうと、窓からミシン目が見えてしまうので要注意。
ポケット布は希望の大きさに、縫い代と縦に5㎜ (キセ分) をプラスしたものが2枚です。
裏に返したら、ポケット布を少々つまんで、スライダー寄りにキセをかけます。
そして、いつの間にか刺し子された最初に作業した本体を置き、ミシンステッチで縫い付けます。
いよいよ次は本体土台との合体です。
本体土台の取り付け位置とスライダー線を合わせ、画像内の水色のしつけ糸上にミシンをかけます (ファスナー下のテープ上)。
ポイントは、スライダーの所では下がって、コの字にミシンをかけることですね。
表に返せばこのようになります。
後はポケット布同士の、両サイドと底を縫い合わせて完成です。
前回更新より一ヶ月経ちましたから、手順を思い出せず、どうしたもんじゃろと焦りましたが、さすが画像ですね。
今回の画像を処理しているうちに思い出しました。(^^;
春らしくなってきましたね~。
例年より桜の開花が早い所では、慌ててお花見の企画をされている方も多いのではないでしょうか。
やっぱりと言いますか、ここ数日新タイプのバッグ作りに暴走してしまいました。
形的にはイメージ通りにいったので、いずれ細かな修正をしてパターン販売に漕ぎ着けたいと思っています。
さて、今日はファスナーポケットレシピの続きを。
ファスナーを内布本体に取り付ける前に、ポケット袋布を用意します。
私は底を折ったままの一枚裁ちの袋布にしますので、縦はスライダーの位置から希望の深さ×2に両端の縫い代分2cmを加えた長さに裁ちます。
左右は、スライダーの稼動域以上の希望の長さに、折り伏せ縫いで始末する縫い代の3cm×2を足したものが裁ち寸法です。縫い代を折り伏せ縫いで始末をしない場合は、1cm×2になります。
今回のポケットでは、横をスライダー域21cmより左右2cm大きい25cm、深さは20cmに設定しましたので、袋布は横31cm×縦42cmに裁ちました。
初めにファスナー下側テープと袋布を縫い合わせます。
画像のように、袋布の手の平があたる表面の端とファスナーのテープ端を揃え、端から3~4mmの所にミシンを掛けます。
スライダーに寄り過ぎた位置で縫うと、後からテープ上にミシン目が見えてきますので、なるべく端寄りに掛けます。
更に、ファスナーを倒して押さえのミシンステッチを掛け、安定させます。
袋布と繋がったファスナーの上に内布の窓を合わせ、画像の赤い矢印のように下側にだけミシンステッチで縫い付けます。
他の3辺は次の作業の袋布を折ってからステッチを掛けます。
次にポケット布を折って袋状にします。
布の端をファスナーテープ上側の端と揃えて、サーッと底へ向けてアイロンを掛ける要領で。
ここで表から残りの3辺にステッチを掛けます。
これでファスナー口は完成です。
後は袋布の左右の始末をします。
出来上がりにミシンを掛けたら、上の縫い代だけ1cm幅にカットします。
底にかけては斜めに流すように処理。
そして、3cm幅のままの下の縫い代を三つ折にして、
ミシンステッチで縫い留めて完成です。
ざーっとこんな感じです。(^^;
それから、実は今年一月一日に facebook に登録しました。
まだ何も書き込んではいませんが、今後販売パターンについての詳細を、アムヌのサイトリニューアルと併せて、こちらとは別にアップしていくつもりです。
いろんなバッグのパターンをお探しの方、また購入された方でお気づきの点などありましたら、宜しくお願い致します。
とうとう3月に入ってしまいました。
先日の内容のバッグは何とか3点完成し、今は次のデザインのバッグの製図が終わったところです。
早く裁断して縫製に掛かりたくてムズムズしているのですが、これをやってしまうと、またブログの更新がはるか先になってしまいますから、一休みしてレシピをアップ致します。
しかし、今年から余所見せずに安定的な作業をしているのに、この手の遅さと言ったら。orz
では、本題。
ちょっと面倒な作業ですが、バッグの内側にファスナーポケットがあると何かと心強いですよね。
私は出来る限りこのポケットは付けるようにしています。
縫製も一度に全工程を考えるから難しそうに見えるのであって、一つ終える毎に各パーツの寸法を出すようにすれば、どうってこと無いと思います。
画像のように、内布にファスナーを取り付け、外布との間にポケット (袋布) があるタイプになります。
べろ~んと袋布を引っ張りだしてみました (笑)。
随分と前に、通帳ケースのレシピでご紹介したファスナーポケットは、確か本体にミシンステッチを掛けてポケット状にしたかと思いますが、こちらは別途袋布を用意します。
先ずはファスナーポケット口から。
何を入れるかは人それぞれですから、スライダー稼動域は、出し入れし易い15cm以上のファスナーであれば良いと思います。
ファスナーを用意したら、そのファスナーが 「こんにちは♪」 する窓の大きさを決めます。
大体この辺かなと、ファスナーにマチ針を刺してその間を採寸。
今回は21cmでしたので、それが窓の横寸法になります。
縦寸法はごく一般的なファスナーであれば1cmでOKです。
次に、テープ部分を含めたファスナー全体より大き目の、内布と同布を用意し、中央に窓寸法である1cm×21cmの印を付けます。
後で合わせ易いよう、布とファスナー共に、横中心にも印を付けておきます。
ここから本体内布が登場。
先ほど印を付けた布を、内布と中表で合わせ、1cm×21cmの印上に細かいミシン目で縫い付けます。
併せる位置として横は普通中心ですが、大きめのポケットにする場合、縦位置は上から4~5cm位がいいでしょう。
縫い合わせたら、裏側に返す為の切り込みを入れます。
角の所は躊躇わずにミシン目寸前まで鋏を入れると、角が突っ張らず綺麗に仕上がります。
アイロンでしっかり当てた布を起こし、
裏側に返し、またアイロンでしっかり整えます。
そして、端から1~2mmのところにぐるっと押さえのミシンステッチをかけて、窓は完成です。
長くなりましたので、ここから先は次回のアップとさせていただきます。(^^
いやぁ~、遅れましてすみません。
根気を養うために今年から試作だけで終わらせないよう、違う布で同デザインのバッグを3点は作ろうと決意しまして、現在3点目に取り掛かるところです。
2点目は修正も兼ねて勢いはあるのですが、さすがに3点目となると飽き性の性格が出てきまして、ダラダラとしたスローペースになってしまいました ( 汗 )。
今日はそのポイントであるフラップポケットの付け方をご紹介してから、後日内布に設けたファスナーポケットのレシピと、残り2点の完成画像をアップしようと思います。
ポケット布を裁ったら、先ずはマグネットの取り付けを。
フラップの裏側とタックポケットの内布は、同系色の無地木綿を使いました。
フラップは天辺全部、タックポケットは底辺全部を返し口にして、中表に縫い合わせ表に返します。
フラップにはステッチを、タックポケットはタックを取ってから、内布と同じ細長い無地木綿をどちらも返し口に縫い付けます。
よくやる端をバイアステープで包む要領です。
バッグ本体表面にそれぞれ裏側を上にして、出来上がりとは反対方向に配置し、フラップの天辺とタックポケットの底辺を縫い付けます。
その後、縫い代両サイドの角を三角に折って、既に縫い付けてあった細長い無地木綿で、縫い代を包みミシンステッチで固定させます。
それより、本体に縫い付ける前に包んでおいた方が縫いやすいかもしれませんね。(^^
上の全体画像ではわかり難いので、アップでご覧頂きましょう。
フラップ部分はこれで完成。
タックポケットの底部分もこんな感じです。
最後にタックポケットを起こして、両サイドを本体にミシンステッチで固定させて完成です。
次のデザインのバッグ製作に気持ちが向いちゃっているから、何とか3点目を仕上げてしまわねば。
先月後半から、某レンタルボックスに陳列する為の製作残布や、使いそうも無い布にアイロンをかけ直して袋詰め作業に専念していたら、ハンドメイドの方はすっかりやる気が無くなってしまい、モチベーションはどん底に。
「前進するか後退するか」 どころじゃない!立ち往生もいいところでございました。(^^;
去年は何だかんだと出来なかった大掃除も、今年はやらないと新年を迎える気分にならないし、趣味のハンドメイドだって片手間に出来るもんじゃないので、この際年明けから本格的にスタートさせようと割り切っています。
さて、随分と遅れましたが、今日は前回予告しましたウールチュニックのヨーク縫い方法のアップです。
洋裁本などでは、装飾的に布を切り替える場合、同じサイズのヨークを見返しとして裏側に当てますが、その際、裏側の仕上げのミシンステッチが、どうしてもずれちゃって困るという方にお勧めです。
衿ぐり袖ぐり共、ヨークは仕上がり3cm幅 (+縫い代分) に裁ち、筒状に縫ったら外周を出来上がりに折ります。
そこに、バイアスに裁ったテープ状のアクセントの紫無地を、二つ折りにして仮止めしときます。
更に、本体と同布を4cmにバイアス裁ちにしたものを内周に、出来上がり線もしくは心持ち縫い代寄りで縫い合わせます。
このバイアスが、見返しの代わりです。
次にそのヨークを身頃本体と合体させます。
↑の時のミシン目上にもう一回ミシンをかける感じです。
今度は、本体同布の見返し代わりのバイアスだけアイロンで起こし、ぐるっと均一2cm幅になるよう端を折っておきます。
画像内のうっすらと見える青のしつけ糸がその部分で、まち針はヨークとの境界線、即ち袖口を示しています。
そして、2cm幅のバイアスを裏側に倒し、ヨークを避けた状態にして本体に縫い付けます。
最後に、ヨークをミシンステッチで本体に縫い付けて出来上がりです。
今回、袖口も緩いカーブにしたのでこのような方法になりましたが、直線だとヨークと裏側に回る部分を続け裁ちにして仕立てることが出来ますから、もっと簡単だと思います。
今年も残り僅か。
実はまだ未公開のリメイク服があったりします。(^^
駆け込みで画像だけでもアップできるかなぁ。
8月も終わりだっていうのに、暑い日が続いていますね。クーラー様々ですわホントに。
エアコンなんぞ家には無かったウン十年前のこの時期、夏休みの宿題を片付けるのに必死で、お尻に火が付いた熱さは覚えてるけど、こんな猛暑は無かった筈です、もぅ~。
今月は展示会を催したりして何かと忙しく、すっかりご無沙汰してしまいました。
その展示会については、お盆前にも拘らず沢山の方にお越し頂きまして、過去最高の売り上げを出した出展者もいたようです。
私の方は、ここでご紹介済みの巨大バッグなど3点と、リメイク服3点がお嫁に行きました。
特にあの巨大バッグにご縁があったとは自分でも驚いていて、つくづく現代人は荷物が多いのだと察しております。
展示会前はその為だけに専念して製作していましたが、終わった途端怠惰な生活に逆戻り (笑)。
今、ようやく重い腰をあげて、中途半端になっていた事を箇条書きにしてみたら、出るわ出るわ山のように。
どれから手を付けようか、悩める乙女は大変です。
結局、夏に間に合うどころか、ここでご紹介する前に手元を離れたリメイク服。
しっかり画像だけは残してありますので、順次アップしていくつもりです。
今回はその中のフレンチスリーブチュニックを。
背景からして、展示会前日の搬入時に慌てて撮影したのがバレバレ (汗)。
元は昔の男物木綿羽織です。
数箇所あったシミの部分を除くと、反幅丸ごと使える範囲が少なくて、別布を接ぎ合わせたりしています。
パターンは勿論、サイドバーカテゴリにあります我流原型に、少し手を加えただけのシンプルなデザイン。
後ろ身頃も切り替えて布を接ぎ合わせ、何とか着丈を確保。
継ぎ合わせの位置にタックを取ったりして、なるべく目立たないようにしています。
古布を使う場合、パッチワークを配置したり別布を組み合わせると、リメイクらしく見えますよね。
でも、どこか一点にアクセントを置くように、さりげなく取り入れるのが重要かと考えます。
羽織の細かな小格子に対し、大柄な絞り柄のこのハギレ。
着丈には長さが全然足りなかったので、地色と同色の黒無地木綿にアップリケしています。
出来上がりのラインを、水で消えるチャコペンで描き、そのライン上にしつけ糸でステッチします。
チャコペンの跡を消したら、縫い代を含めてカット。
カーブの所は切り込みを入れて、ステッチのラインで折ってアイロンで抑えます。
そして、しつけ糸を引き抜いてから土台の黒木綿に乗せ、ミシンで縫い付けます。
ミシン目は2ミリ以下の細かい方が、しっかりと綺麗に仕上がります。
手間は掛かりますが、この方法だとどんな急カーブでも、自然なラインでアップリケすることができます。
バッグの次は服を縫おうと思って、ちょこっとパターンを引き始めたら夢中になってしまい、昨日まで4タイプの製図をしていました。
こちらは順調に縫製できれば、ちょうど夏向けに間に合いそう・・・だといいんですけど。
そんな訳でまた間が空いてしまいましたが、闇市バッグ (笑) の後編をアップします。
前回の結ぶタイプの持ち手部分が完成したら、同じくぐるっと一周1mの筒状に本体 (絣) を作ります。
結びの部分にボリュームが出るので、なるべく縦長にならないよう、本体高さは25cm位までが無難です。
本体を縫う過程で背面にファスナー外ポケットを作りました。
ポイントは本体の本線と、ファスナーのエレメント(務歯)のラインを合わせて (一直線) 仕上げることです。
後に上部の結ぶ部分と合体する時は、ファスナーのところだけ、5~8mm下のテープ上で縫い合わせます。
こうすると、ファスナーが上向きに取り付けられ、真上から見て開閉することができます。
一方、本体前面の外ポケットは、2.5cm幅の藍無地木綿を継ぎ足したポケット布 (縞木綿) を、上辺だけ縫い合わせておきます。
藍無地木綿を継ぎ足したのは、縞木綿のポケット布が丸見えにならない為です。
本体と結ぶ部分を合体させる時に、外ポケット布の両脇と底を縫います。
次は底です。サイズは28×18cm。
んー?4辺合計すると、本体の1mに足りませんねぇ。
それは四つの角で本体にタックを取りたかったから。
底布と縫い合わせる時、いちいち角でミシンを止めなければいけませんが、この方が綺麗に仕上がる気がします。
また、もっと底布を小さくしてタックの分量を多くすれば、本体が丸みをおびて柔らかい雰囲気になりますね。
後は本体の内布を別途仕立て、上端をまつり縫いで本体にとじ付けて完成です。
以下は、おまけの機能編。
内布のポケット横にDカンを付け、取り外し可能なナスカン付き紐を作ってみました。
これは、最近よく見かける、市販バッグに付いているキーリングのパクリです。
もう一丁。斜め掛け用のストラップ。
これにもまたDカンをつけて、携帯とか一時的にかけられるようにしてみました。
以上です。
素材によっては着る服を選ぶというか、野良着でどうぞみたいな。(^^
次回はもう少し女性的なバッグをご紹介します。
桜の時期が終わった途端、もうGW突入。早いですね~、一日一日が。
ハンドメイドに夢中になっていると、食料品の買出しすら外出が億劫になってしまってるから、勿論このGWもお出掛けは無しの我が家です。
急に初夏のような暑い日があったりもするので、去年縫った夏物リメイクブラウスでもと思っていたのですけど、製図データを作成していないのに今頃気付き、この件はまたの機会ということで(^^;
そこで今日は予定を変更して、出来立てホヤホヤのバッグをアップします。
半年前から、あずま袋と昔の米袋を合体させると面白いバッグが出来るんじゃないかと考えていて、ようやく先月製作に着手しました。
現代風に表現すると、風呂敷と巾着の機能をミックスさせた感じです。
いずれ改良版を縫うかもしれないので、自分の覚書の為にも要所要所で過程を撮影しましたから、今回は手順も併せます。
まずは完成画像から。
いきなり、風呂敷バンザ~イ!(笑)
上半身の藍無地木綿が、結んで持ち手にもなるあずま袋部分。
下半身の絣は米袋の要領で縫った本体になります。
因みにこのバッグは全て古布木綿を使いました。
中にバスタオル4枚畳んで入れ、上を結んで撮影。
三段重が余裕で入りますから行楽に良さそうだけど、古布 (特に絣) を使うと何だか 「闇市へ行きませんか?」 のイメージになってしまう。
結びのあずま袋部分は、底辺が60cm×高さ44cmが出来上がり寸法なのですが、底辺の縫い代のみ3.5cmにして布を裁ち、内側の縞木綿と斜線 (山部分) を縫い合わせ表に返します。
チラッと見える青いしつけ糸が本線の印です。
かなりこなれたやや薄手の木綿なので、縞木綿との2枚使いにしましたが、厚手の布なら端を三つ折に始末して一枚仕立てにしてもいいと思います。
2枚の三角布を底辺位置で10cm重ねて、ぐるっと一周1mになるよう合体させておきます。この時に私は両サイドにDカンをつけました。
次に、同じ縞木綿で巾着部分を作ります。
↑のあずま袋部分と同じく、こちらもぐるっと一周1mの筒状にし、上端は12個の紐通しを挟んで仕上げておきました。
高さは15cmほど。
巾着部分がどのようになるかは、この完成画像の通り。
あずま袋部分の底本線と合わせ、縫い代内で捨てミシンを掛け合体させています。
結んだり解いたりしたうえに、絞ったり広げたりと物の出し入れが面倒ですけど、この巾着部分は中の物を見られたくない時には便利かと思います。必要の無い時は、下に倒しておけばいいですし。
ここまでしてしまうと、やはり頻繁に出し入れ可能な外ポケットも欲しいところ。
外ポケット用の縞木綿一枚を、あずま袋部分の底本線より2.5cm下に縫い繋ぎます。
つまり、どちらも布端から1cmの位置にミシンを掛けていることになります。
さぁ、今日はここまで。
次回は後編として、この外ポケットから完成まで一気にご紹介致します。