2013年2月19日 (火)

フラップポケットを付ける

いやぁ~、遅れましてすみません。
根気を養うために今年から試作だけで終わらせないよう、違う布で同デザインのバッグを3点は作ろうと決意しまして、現在3点目に取り掛かるところです。
2点目は修正も兼ねて勢いはあるのですが、さすがに3点目となると飽き性の性格が出てきまして、ダラダラとしたスローペースになってしまいました ( 汗 )。

今日はそのポイントであるフラップポケットの付け方をご紹介してから、後日内布に設けたファスナーポケットのレシピと、残り2点の完成画像をアップしようと思います。

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ポケット布を裁ったら、先ずはマグネットの取り付けを。
フラップの裏側とタックポケットの内布は、同系色の無地木綿を使いました。
フラップは天辺全部、タックポケットは底辺全部を返し口にして、中表に縫い合わせ表に返します。
フラップにはステッチを、タックポケットはタックを取ってから、内布と同じ細長い無地木綿をどちらも返し口に縫い付けます。
よくやる端をバイアステープで包む要領です。

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バッグ本体表面にそれぞれ裏側を上にして、出来上がりとは反対方向に配置し、フラップの天辺とタックポケットの底辺を縫い付けます。
その後、縫い代両サイドの角を三角に折って、既に縫い付けてあった細長い無地木綿で、縫い代を包みミシンステッチで固定させます。
それより、本体に縫い付ける前に包んでおいた方が縫いやすいかもしれませんね。(^^

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上の全体画像ではわかり難いので、アップでご覧頂きましょう。
フラップ部分はこれで完成。

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タックポケットの底部分もこんな感じです。

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最後にタックポケットを起こして、両サイドを本体にミシンステッチで固定させて完成です。

次のデザインのバッグ製作に気持ちが向いちゃっているから、何とか3点目を仕上げてしまわねば。

2013年1月30日 (水)

フラップポケット付きワンマイルバッグ

新年のご挨拶もしないまま、一月も終わろうとしています (汗)。
実はお正月気分が抜け切る前には、ハンドメイドに取り掛かっておりました。
大体、ミシン掛けしている時間より、目的の布探しや定規で採寸している時間の方が長いからいけません。
それと、シチュエーションをイメージして、寸法にいちいち理由を付けたがるのが私の悪い癖なんですが。
今年の第一号作品も今後も、そんな感じですので気軽にお付き合いください。

今回は私の経験からワンマイルバッグを作ってみました。
スーパーへ買出しに行くだけとか友人とランチに行くだけなら、必要最低限の物 (財布・携帯・畳んだエコバッグ等) だけ入ればいいというバッグです。

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とか何とか言っても、至ってシンプルなデザインですが、異素材の組み合わせです。
本体は望まない物々交換で得た、ツイード調ウールの新反ハギレ (爆)。
その物々交換ウールの幅35cmを一杯一杯利用して、本体サイズを27×27cmに、マチは6cmにしました。

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本体に合わせる無地が見つからなかったので、持ち手とフラップはあづみ野木綿を採用。
出処は昔よくあった頒布会の、毎月カットクロスが送られてくるアレです。
そして、タックポケットは丈夫な正絹です。
バッグの外側に別布のパッチポケットだけだと、なんかの拍子に入れた物が飛び出しそうな不安感もあるし、いかにも 「別布でアクセントを付けました~♪」 感を払拭する為に、フラップを加えました。

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本体反対面には、地味な内ポケットをさりげなく。
出し入れし易いようポケット口は緩いカーブにしてあります。

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裁断の段階でよく失敗するもんですから、先ずは原寸大を紙に描くことから始めてます。

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36cm角のあづみの木綿全体に接着芯を貼り、先にフラップ表部分の8cmを切り取った後、残りを四等分して持ち手に使いました。
2枚を繋げて9cm幅×54cm長さを2本、筒状に縫って表に返します。
4cm近く幅がある持ち手にしたのは何故か?
それは、中途半端に残り布を出したくないんじゃなくて、見た目の印象を考えてのことなのです。
細い持ち手だといかにもショルダーバッグに見られますよね。
持ち手長さは47~50cm間であれば、肩にも掛けられますが、太くすることによって違和感無く、腕を通しても握っても持ち歩けるかと。
で、握る部分だけ半分に折って縫いとめました。
因みに敷いてあるのは、同サイズ色違いのあづみ野木綿、右下角には残り布です。

続けてフラップポケットのレシピをアップするつもりでしたが、長くなりましたので次回にまわします。

2012年12月31日 (月)

今年もありがとうございました

今年もいよいよ残すところあと数時間。
年のせいなのか、いつも無計画にバタバタとした生活を送っているせいか、一年経つのがとっても早く感じます。
このブログも、相変わらずたまの更新ではありましたが、お越し下さった皆様、一年間ありがとうございました。

来年こそは腰をすえて、ネットを充実させたいと思っております (詳細は年明けからと言うことで (^^)。
それでは皆様良いお年をお迎えください。

2012年12月15日 (土)

我流 ヨークの仕立て方

先月後半から、某レンタルボックスに陳列する為の製作残布や、使いそうも無い布にアイロンをかけ直して袋詰め作業に専念していたら、ハンドメイドの方はすっかりやる気が無くなってしまい、モチベーションはどん底に。
「前進するか後退するか」 どころじゃない!立ち往生もいいところでございました。(^^;

去年は何だかんだと出来なかった大掃除も、今年はやらないと新年を迎える気分にならないし、趣味のハンドメイドだって片手間に出来るもんじゃないので、この際年明けから本格的にスタートさせようと割り切っています。

さて、随分と遅れましたが、今日は前回予告しましたウールチュニックのヨーク縫い方法のアップです。
洋裁本などでは、装飾的に布を切り替える場合、同じサイズのヨークを見返しとして裏側に当てますが、その際、裏側の仕上げのミシンステッチが、どうしてもずれちゃって困るという方にお勧めです。

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衿ぐり袖ぐり共、ヨークは仕上がり3cm幅 (+縫い代分) に裁ち、筒状に縫ったら外周を出来上がりに折ります。
そこに、バイアスに裁ったテープ状のアクセントの紫無地を、二つ折りにして仮止めしときます。

2012_1_05

更に、本体と同布を4cmにバイアス裁ちにしたものを内周に、出来上がり線もしくは心持ち縫い代寄りで縫い合わせます。
このバイアスが、見返しの代わりです。

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次にそのヨークを身頃本体と合体させます。
↑の時のミシン目上にもう一回ミシンをかける感じです。

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今度は、本体同布の見返し代わりのバイアスだけアイロンで起こし、ぐるっと均一2cm幅になるよう端を折っておきます。
画像内のうっすらと見える青のしつけ糸がその部分で、まち針はヨークとの境界線、即ち袖口を示しています。

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そして、2cm幅のバイアスを裏側に倒し、ヨークを避けた状態にして本体に縫い付けます。

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最後に、ヨークをミシンステッチで本体に縫い付けて出来上がりです。

今回、袖口も緩いカーブにしたのでこのような方法になりましたが、直線だとヨークと裏側に回る部分を続け裁ちにして仕立てることが出来ますから、もっと簡単だと思います。

今年も残り僅か。
実はまだ未公開のリメイク服があったりします。(^^
駆け込みで画像だけでもアップできるかなぁ。

2012年11月20日 (火)

ウール単衣から2枚のチュニック

秋が深まる前に冬が到来してしまったような、一段と厳しくなった朝夕の冷え込み。
これから寒い寒いとつぶやいているうち、あっと言う間に年末がやってきちゃうんですよね。
クリスマス商戦も始まっているけれど、来月は選挙もあったりして、例年に無く喧しい年の瀬になりそうです。
それと、年末と言えば気の重い大掃除。
ここ数年、布の整理に脱線してばっかりだったような・・・
でも、今年は大丈夫♪ 整理不可能な状態になっていますから (汗)。

慌しい時期こそ好きなことをやりたい性格なのですが、年内は家事の合間に、ちょこちょこっとバッグかポーチを作れたらいいなぁと思っています。
ということで、今日はリメイク服としては、おそらく今年最後の製作となる、ウールのチュニックのアップです。
ウールってそのまま着物として着用するのなら兎も角、リメイク用にわざわざお金出して買うことは少ないんじゃないでしょうか。
私も何枚かあるウールの中で、唯一買ったのは今回の単衣だけであります。

2012_1_01

先に縫い始めたのが、この無国籍風チュニック。
カーブは衿ぐりだけの至ってシンプルなデザインです。
反幅2枚繋げたものを、一杯に身幅を取ったゆったりサイズなので、ズルズルッと下がったドロップショルダーになっています。
パターンは過去に作ったボートネックブラウスの前衿ぐりを深くしただけのもの。
このウール地の方が布幅があったので、袖もギリギリだけど長袖になりました。

2012_1_02

もっと整えてから撮影すれば良かったと後悔した2点目。
細かい幾何学模様が整然としているせいか、先のチュニックはぼんやりした印象がして、この2点目には柄と同色の紫のラインをアクセントに取り入れてみました。
身頃中央の反幅の両サイドに半幅を縫い繋げる時、ポケットも一緒に挟んでミシンをかけています。

2012_1_10

後ろ姿はこんな感じ。
後ろ身頃は反幅2枚繋ぎなので、ポケットは前身頃に挟んだ辺以外は、ミシンステッチで押さえています。
その、後ろ身頃まで回りこんだポケットもアクセントの一つ。一応。

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柔らかいウール素材らしく、衿ぐり・袖ぐりのヨークを、ふんわりと折り返した感じの仕上がりにしてみました。
全くの我流ですが、次回はこの部分縫いレシピをご紹介します。

シミや小穴など、難の無い着物だと服が2着分取れるから、確かにお得感があります。
でも、いっぺんに縫うと飽きちゃって、撮影後はさっさと畳んで箪笥に仕舞い込んじゃいました (笑)。

2012年11月 3日 (土)

アニマルプリントのドルマンプルオーバー

あーぁ、もう11月に入ってしまったじゃないの (焦)。
先月ブログを更新してから、少しはハンドメイドをやってはいたのですけどね。
今年も残り2ヶ月を切ってしまったから、愚痴の一つでも言わせてもらうと、
実は布 ( 着物 ) を次から次へと買い続けている人が身近にいるんですよ。
安かろうは悪かろうなんだから、衝動買いとか怪しい物に手を出すのは止めるように、何度忠告しても言うこと聞かないの。
で、結局身動きが取れなくなったらしく、私が仕分けとお手入れを手伝うハメに。
自分好みじゃない布を触っていると、胸焼けやら空しさが込み上げてドッと疲れましたわ(笑)。

それでも、ほつれと悪戦苦闘していたウール地のリメイク服は何とか完成させましたが、今日は言うことを聞かないポリエステル地で縫ったプルオーバーをご紹介します。

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肉食獣になった気分にさせられる柄だわね。
自分で買った布じゃないから、惜しみなく試作用に使っちゃいました ( この布は着物地ではありませんが、今後リメイク用にと試作しましたので、着物リメイクカテゴリでのアップとしました )。

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袖下から身頃裾にかけて大きくカーブを描いたドルマンスリーブ。

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そのパターンがこれ。例によって我流原型を元に製図しました。
襟ぐり以外は前後身頃共通で至ってシンプルなんだけれども、予め袖口と身頃裾位置の身幅のゆとりを、どれくらいにするか決めておく必要があります。
製図手順としては、まず肩線を希望の袖丈に延長し、そこから直角に袖口寸法分線を引いて袖下をポイントしときます。
次に上から希望の身丈の位置で、ゆとりを含めた身幅の半分の水平線を引き、最後に袖下とカーブで繋げます。

201210_2_04

何が言うことを聞かないって、ハリコシの全く無いテロンテロンとした薄手生地は、パターン通りに印を付けたつもりでもずれていたりすること。
そんな時は、和裁のお裁ち台がとても役に立ちます。
布を裁ち台に広げたら、パターンを置く前に、マチ針を杭のように打って布を固定させるだけで随分と違うのです。

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布を裁つ時も、パターンの際まで重しかなんかで抑えながら鋏を入れていくと、少しは歪まずに切れます。

人の振り見て我振り直せじゃないけれど、自分もここ2~3年でかなり布が増えているなぁ。
でも、布好きにとっては、いつか出番が来ると思い、なかなか処分できないもんです。

2012年10月 7日 (日)

身頃続け裁ちのハイネックプルオーバー

約一ヶ月の逃避行から戻って参りました。 (^^;  & m(_ _)m
ハンドメイドの秋を前に、先月は各所へよそ様の作品を、仲間とつるんで観て回っておりました。
前にも書きましたが、ネットなら幾らでも作品を観られますけど、実際に手に取ったり試着してみるのもいい勉強になりますね。
よって、ネタ切れ状態ですので、今回も既にお嫁に行ってしまった7月製作のプルオーバーをアップします。

2012_01

古布木綿のハイネックプルオーバーです。
洋裁原型 ( 文化式でもドレメ式でも ) の衿ぐりラインを、2cm程上に移動させただけ。
肩線にかけては、首に沿うよう少し修正が必要ですが。

2012_02

前ボタンを留めおくと、至ってシンプルな印象でも、

2012_03

別布の見返しを見せるようにすると、雰囲気が変わります。
この衿元は、コート型ワンピースとか、今秋トレンドのビッグシルエットに取り入れても面白いかと思います。

さてさて、現在ウールの着物から2種類のチュニック製作が進行中。
とてもほつれやすい素材と格闘しております(笑)。

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