2009年3月 6日 (金)

箸包みの作り方(ループタイプ)

すみませんっ(汗)。
配布用の製図はこれまでに作ったバッグの微調整だけですし、ウェブページもさほど大変ではないのですが、念の為に試作してばかりおりました。
10日~15日の間になるかと思いますが、今回の箸包みのアップ後は、その型紙を使用したバッグのプレビューを致します。

では、箸包みのもう一方のデザインは、ループタイプです。

Hashi_b01

折り返しタイプと同様に布を裁ったら、残りの布か別布でパーツを作ります。
紐は同じく20cm位。
それと、3.5cm巾で、二つ折りにして箸がスムーズに出し入れできる長さのループを作っておきます。

Hashi_b02

その二つのパーツを表面にしつけ糸で固定し、

Hashi_b03

返し口を残してぐるっと縫い合わせて、表に返したら、

Hashi_b04

こうなります。
一周押さえのミシンステッチをして紐の端を結んだら、ループに箸をさして左右を折り畳み、

Hashi_b05

くるくると巻いて出来上がり。
折り返しタイプより、少し縫い易いと思います。

2009年2月19日 (木)

箸包みの作り方 ( 折り返しタイプ )

後日アップが、とんでもなく間が空いた後日になってしまいました(汗)。
ショップページのトップで告知しました型紙配布の準備 ( 図面の微調整作業とか手順文章作成など ) や、掲載用のバッグ製作を優先してたので、更新が遅れましてすみません。
では、箸包みの作り方 ( 折り返しタイプ ) をアップします。

35cm角のカットクロスを二枚用意 ( 紳士用の場合はもう少し大きめが必要 ) し、ソフトタイプの接着芯を全面貼りしておきます。
底辺がバイアスとなりますから、伸び止めの為に片面だけでも貼っておいた方が無難です。
布は対角に向けてハサミを入れ、直角二等辺三角形になるよう裁断します。

Hashi_a01

残り布で作った紐か市販の紐20cm位を、布表面の頂角にしつけ糸で仮止め。
バイアス辺の底辺に垂直に下りるように固定してください。
取り付ける布は、表面であれば内外どちらでも構いません。

Hashi_a02

二枚の布を中表に合わせ、底辺以外の二辺を縫います。

Hashi_a03

表に返して、折り返す左側にだけ押さえのミシンステッチを少しだけ掛けておきます。
画像の左上のミシン糸が飛び出ている部分が、縫うのを止めたところです。
そしてマイ箸の中心を底辺の中心に合わせ、布の折り返し位置を決めます。

Hashi_a04

その状態のまま折り返した布と内布 ( 茶色 ) を一緒につまんで、外布をひっくりかえすと画像のようになります。
折り返しの短辺が、サンドウィッチの具のように間に挟まっていればOKです。
左端の二つの折り山を揃えて、底辺を縫い合わせます。
この時、サンドウィッチ状態になっていない部分に、5~6cmの返し口 ( 縫わない部分 ) を作ります。

Hashi_a05

返し口から表を出し、アイロンで整えたら、押さえのミシンステッチの続きをしますが、箸先が当たる左の折山にはミシンは掛けません。

Hashi_a06

今回は箸先を差し込む左側だけですが、こうして折り返しを挟んで一緒に縫ってしまえば、45度の底角を表に返した時に、目打ちでイリイリしながら整える必要も無く、すっきりと仕上がります。

Hashi_a07

最後に、緩み防止用に紐の先を結ぶかビーズ類を付けて完成です。

2009年2月 5日 (木)

マイ箸包みを受注製作

最近のエコブームにより、自分の箸を持ち歩く人が増えていますね。
私はマイ箸を持ち歩くほどの生活はしていませんけど、スーパーやコンビニでの買物の際、割り箸不要は実践しています。
勿論、マイバッグ持参で。

さて、先日のこと、日頃お世話になっている友人から、箸包みの製作を依頼されました。
なんでも箸箱では、移動中にバッグの中でガラガラと音がするので、よろしくないのだそうです。

Hashitutumi1

実際に我家に来ていただいて、ウン十枚もあるカットクロスの山から、お気に召した柄布をチョイス。
デザインは私にお任せということで。

Hashitutumi2

何処にでもあるシンプルな三角形の箸包みが、二つあっという間に完成。
でも、この二つは広げると違う作りになっています。

Hashitutumi3

左は内側の赤い布をわざと1mm出し、紐も端を結んだだけのシンプルなデザインに。
右の紺地は縫っただけだと、大昔の武士の短刀包みに見えて仕方なかったので、友人の愛用品のブームとなっているビーズの縦積みと、綿糸の鉤針編みボールを勝手に付けさせていただき、少し女性らしさを演出。

ネットで箸袋または箸包みで検索すれば、山のように作り方なんぞもヒットしますが、友人(依頼主)から掲載許可を頂いていることですし、後日レシピをアップします。

2009年1月28日 (水)

二つ折りポーチ ( 仕上げ )

最後の仕上げの前に、外側土台布の8cm長い部分の処理をします。

Flatpouch_10

出来上がりの位置 ( 端から8cm ) に折り、更に半分に折ります。
そして、その端から4cmの折山に押さえのミシンステッチ。

Flatpouch_11

パーツ取り付け済みの内側土台布と重ねてみたところ。

Flatpouch_12

一旦、端から8cmの折山を表側に折って、内側土台布と中表に合わせ3辺を縫い合わせます。
ポーチの開き防止やアクセントとして、ループ等を付ける場合は、この時に底中心に挟んで一緒に縫うといいでしょう。

Flatpouch_13

返し口から表に返したら完成と同時に、あらまぁ、さり気無く薄手の手帳挿しも出来上がり (笑)。
アイロンで整えたら、ぐるっと一周押さえのミシンステッチもお忘れなく。

Flatpouch_14

ファスナーポケットは印鑑や小銭入れとして、その後ろのマチ付き収納部には通帳が数冊余裕で入ります。

Flatpouch_15

外側のパッチポケットには保険証など、さっと取り出したい物を。

今回は試作のつもりでしたので、2種類の布だけの色気も素っ気も無い感じになりましたが、実際に作る時は、パーツの無い外側フラップ面にレースや刺繍等の装飾をして、自分らしさを演出してくださいね。

2009年1月20日 (火)

二つ折りポーチ ( パーツ取り付け2 )

前面パネルは両サイドのマチを含めて、3つのパーツで構成されます。
その3点を縫い合わせる前に、パネル上部にファスナーポケットを付けていきます。

Flatpouch_06

1cmの縫い代を付けて19×13cmに裁ったドット地を1枚、ベージュ地を2枚用意します。
内、ドット地とベージュ地1枚の2枚を中表に重ね、上から3.5cm(縫い代含む)下がった位置に、ファスナーが表に見えてくる寸法にぐるっとミシンを掛けます。
補強の為に、予めベージュ地の開口部分に接着芯を張っておくと良いでしょう。
そして、画像のように2枚いっぺんに切り込みを入れ、その口からベージュ地を裏に返します。
角4点への斜めの切り込みは、ミシン目ギリギリまで入れた方が綺麗に仕上がりますので、思い切ってはさみを入れてください。

Flatpouch_07

ベージュ地を裏に返すと、パネルの表であるドット地が出てきます。
開口部をアイロンで整え、下にファスナーを置き、口の周りにミシンを掛けてファスナーを縫い付けます。
これでパネル表面が完成。

Flatpouch_08

その状態のまま、残り1枚のベージュ地と中表に合わせ、底以外の3辺を縫い合わせますが、この時に作っておいた2枚のマチを間に挟んで、一緒に縫います。
マチの作り方はドット地、ベージュ地共に7×11cmに裁って、中表に合わせ上下の辺だけ縫い、表に返して押さえのミシンステッチを掛けておきます。
縫い合わせていない底口から表に返すと、画像のようになります。

同時にパネル一杯サイズのファスナーポケットも出来上がり。
因みにポケット収納サイズを浅くしたい場合は、ファスナー口の周りを希望のサイズになるよう、ミシンステッチを入れます。
私は今回、ファスナー口から上1cm、下5cm、左右は5mmの位置に四角くミシンを掛けました。

Flatpouch_09

マチを付けた前面パネルは、そのままですと土台布より横に長いです。
内側に折って押さえのミシンステッチをし、布の向きを固定したら、今度は2cmの所で折って、また押さえのミシン。
土台布と横の長さが一緒になるよう仕立て、仮止めして前面パネルの取り付け完了です。

ここまで来たら、二つ折りポーチの完成まであと一息。
次回は仕上げと完成画像になります。

2009年1月17日 (土)

二つ折りポーチ ( 全体図とパーツ取り付け1 )

今回から2回に分けて、土台布を裁った残り布で各パーツを作り順に縫い付けていく方法を、ご紹介します。
パーツの数が幾つかあるだけで、一つ一つの縫製自体は比較的単純ですから、是非作ってみてください。

なお、完成までの作業手順の説明が、断片的な画像とお粗末な文章だけでは不十分かと思われますので、先ずは下のレイアウト図をご覧になり、予めイメージしてください。

Flatpouch_2

大まかではありますが、各パーツ毎に色分けしてあります。このレイアウト図をダウンロード

Flatpouch_02

初めにベージュ地のフラップ側にボールペンホルダーを、収納側にカードポケットを取り付けます。
3×5cmに作っておいたタブ状のボールペンホルダー一辺縫い代を、2cm巾の補強布に挟みこんでからミシンを掛けます。
表に出てくるボールペンホルダーのサイズは、3×4cm。
これ位あれば、太目グリップのペンも楽勝通ります。

一方、カードポケットは入れ口部分を「わ」にして裁ち、内側の底にだけ縫い代を付けずに袋縫いします。
18×8.5cmの出来上がりなら、20×18cmに裁つことになります。
手順としては、中表に折って両脇を縫ったら、表に返してアイロンで整え、カードの入れ口に押さえのミシンステッチをします。
そして縫い代の無い面を上にして画像のように置き、仕上がり線より2mm縫い代内にミシンで底を縫い付けます。

Flatpouch_03

袋の中に縫い代を隠すように入れながら、カードポケットを起こし、入れ口以外の3辺にミシンステッチをしてから、3等分の仕切り位置にもミシンを掛けます。

ボールペンホルダーのもう一辺は、補強布の上に乗せた状態で一緒にミシンで縫い止めます。

以上で、パーツ2種取り付け完了です。

Flatpouch_04

次のパーツの、外側土台布に取り付ける外ポケットの内側は、別布(ベージュ地)にしてみました。
カードポケットの時と同様に、内布の底には縫い代は付けていません。

Flatpouch_05

2枚を中表にし、上になる入れ口を縫い合わせたら、2mm程内布をつまんで両サイドを縫って表に返すと、入れ口にベージュのラインが出てきます。
簡単に出来ますから、ちょっとしたアクセントに如何でしょう。

では、次回はいよいよ長財布のような、内側前面パネル ( ファスナーポケット付 ) の作り方をご紹介します。

2009年1月13日 (火)

二つ折りポーチ ( 準 備 )

今年の試作第一号は、ブックカバーのような形をした、平たい二つ折りポーチです。
通帳やカード、保険証が入れられて、ボールペンホルダーまで付いている欲張りな収納型で、長財布の構造を真似してみました。

出来上がり寸法は、二つ折りにして横19×縦14cm。
今回は試作ですので、以前に製作したバッグの残り布を使用していますが、90cm巾で40cmの長さが2種あれば充分足ります。
全体にやや固めの接着芯を張ったら、先ず土台布を裁ちます。

Flatpouch_01

画像のこげ茶地のドット柄が外側、ベージュの麻布が内側になります。
2枚とも横は両サイドに1cmの縫い代を付けて21cmに、縦は一辺にだけ縫い代を付けて、ベージュが29cm、ドット地の方はその長さに8cmプラスして37cmに裁ちます。

最終的にこの2枚を、中表に縫い合わせて表に返す際の返し口として、フラップ側の端辺を利用するので、裁ち目は中に隠れてしまう為、その一辺は縫い代を付ける必要はありません。

寸法通りに裁ったら、ぐるっと一周裁ち目かがりミシンを掛けておきます。

フォトアルバム

管理人の他サイト

管理人の他のアカウント

Twitter

Instagram

  • 希布陣 kifujins
    地元福井市で開催する、展示会参加者の作品をアップしています。

お気に入りブログ

clustrmap

ninja analyzer