2010年7月 7日 (水)

ヤフオクと布収納

気が付けば今日は七夕、今年も半分が過ぎ・・・( ̄ε ̄;)

この蒸し蒸しとした季節に入る前から、私は激しく熱い生活を送っております(笑)。

 ミシンは動かしていなかったけど、布は触っておりました。
 PCの前にも座っておりました。ドップリ、ヤフオクに熱中です。

なんでこんな状況なったのか、発端は、
「手持ちの古裂を見せて欲しい」 とか、「布を分けて欲しい」 といったお問い合わせが、オフラインでチラホラ出てきまして。
勿論、お裾分けするのはやぶさかではありませんが、我が家へ来ていただくのは申し訳ない。
だって、猫が居るもんだから、お帰りの時には毛ダルマになってしまいます。

そこで思い付いたのが、あの実家離れの展示会場。
本格的な古布ショップを営むつもりは毛頭ありませんが、展示会以外の時は、いつでもご覧頂けるようなショウルームにして置くのもアリかと。
そうと決めてからの凄まじいこと。

まずは、我が家にあるもので使えそうな小物類を搬入し、あと一つ欲しい陳列家具と小洒落たアンティーク雑貨はヤフオクで狙うことにして、予算ギリギリのラインで入札したんですがねぇ。
結果は、
 アンティーク陳列棚 or 年代物和箪笥=人気ありすぎて近寄ることも出来ず
 大昔の木製こね鉢=惜敗
 帳場格子=ボロ負け
でございました。
このご時世でも世の中には、欲しい物にはいくらでもお金出しちゃうんだから♪って方が沢山いらっしゃいますからねぇ。

ところが、ガックリとうなだれているところに、最近知り合いになった古物商の方から、
「年代物の小箪笥を入手したの。専門外だから譲るわよ」 との有難いお声がかかり、
昨日ソッコーで引き取りに行ってきました。
毎晩目を皿のようにしてモニターにかじり付いていた自分は何だったの?と思えるくらい、アッサリと入手できました。
古布にしてもそうなのですが、旨い具合に人の繋がりに乗っかって、最終的に欲しい人の手に渡るという、本当に古物の流れって面白いです。

さて、もう一つはやらざるを得なくなったのが、昨年秋から膨大な量に増えた古布の整理。
買ったり頂いたハギレや着物を、取り敢えずの形でクローゼットや押入れ、引き出しに仕舞いこんでいたものだから、目的の布を出すのに他の布まで畳み直さなきゃいけない始末。
最悪の作業効率に、ストレスも限界に達していたので、3月の初めにヤフオクで大型中古キャビネットをゲット。
それからと言うもの、空いた時間で仕分けとアイロンの掛けなおし、袋詰めをやっていたわけです。

Cabinet1

ご覧下さい、この眺め。(^^;
これがそのお助け収納家具で、高さは1900mm超えてます。
扉は観音開きだから一度に全体を見渡せるし、更にラッキーなことに、棚板の幅が着物地の全巾ピッタリ収まる寸法です。これには感動しました。

Cabinet2

不必要に布を触らない為に、一種類ずつ透明袋に入れて、テイスト毎に分けての気の遠くなる作業も、布好きには堪らなく楽しいのであります。
しかし、用意した100枚の透明袋も全然足りない事が判明したり、ご縁待ちの布郡もあったりします。

こんな状況ではありますが、今月は離れのインテリアをお披露目出来るよう、気合を入れて完了させるのと、夏休み特集として新作のパターン&レシピをアップできればと思います。

2010年6月 2日 (水)

今ごろ展示品の紹介です(汗)

展示会終了後、特別忙しかった訳では無いのに、更新が遅れてしまいました。
今年に入り、長年乗り続けたマイカーが悲鳴をあげ、買い替えを決意。
展示会終了を待って先日納車されたのですが、大枚の諭吉が飛んでいったと言うのに、嬉しそうにあっちこっちウロウロと走り回っておりました。
10年ぶりの新車の匂いに只今酔いしれております。

さて、先月の展示会は無事終了しました。
2日目と最終日の激しい雨風の中でも来場くださった方がいらして、初回にしてはまずまずの成果を出せたかと思います。
私自身が別件準備で身動きが取れない為、次回は秋頃を予定しておりますが、今回の他の出品者さん達はこれから多方面での参加が目白押しです。
興味のある方は、掲載画像を参考にしてくださり、是非各イベントへ足を運んでみてください。

画像は開催前日の搬入日に撮影したものです。
FANCY CAKESさんはお仕事の都合上、開催日の搬入になりましたので残念ながら撮影できませんでしたが、次回も合同開催になれば事前に撮影してご紹介させて頂きます。

201005_tenjikai01

最初に参加をお誘いしました、SUN R oga★hattiさんの小物類です。
小さな物であっても一つ一つ丁寧に作られていて、ファンの方も多いようです。よく売れてました。

201005_tenjikai02

こちらも同じくSUN R oga★hattiさんの作品。
優しい印象のナチュラル素材使用は、定番中の定番でしょうか。

201005_tenjikai03

誰も真似できないような独特の世界がある、 *yeahyeah*さんのワッペン・アップリケ。
お子様、お孫さんへは勿論、ご自分用にと買われた方もいらして、売れました売れました。

201005_tenjikai04

そしてこの*yeahyeah*さんの猫の鍋つかみ兼ポットマットの可愛いことといったら。
最後まで残っていたら、ゲットしようと目が離せなかったんですが、やっぱり2つとも売れちゃいました。

201005_tenjikai05

がらりと雰囲気が変わって、こちらは手織り工房つむぎさんの定番ストール。
県外の糸専門店から調達しているだけあって、既製品には無い高級感と温もりがあります。
プレーンタイプが売れました。

201005_tenjikai06

更に、手織り地からバッグやポーチ、小物類に仕立てていらっしゃいます。
小さなポーチに人気がありました。

201005_tenjikai07

最後にオマケの私の作品をば。(^^
現行品と古布混在の、長財布風へそくりケース。
いつものことながら、布合わせに矢鱈と時間がかかりました。

201005_tenjikai08

昨年と同様、フラップにフィードサックを採用したポーチ。
エアークッションを無理矢理詰めたら、パッツンパッツンのポンポコリンに。別名ビール腹ポーチとの噂も。
今回から取り外し可能な細い持ち手付きにしました。

どれも製作途中を慌てて完成させて出品した一応新作ですが、これまでにここでご紹介済みの旧作の方にご縁がありました。
どーも私の場合は面白いことに、生もので言ったら腐り始めて売れるパターンのようです(笑)。
次回は新デザインを沢山出品する予定です。

2010年5月20日 (木)

初開催! てづくり皐月展

突然ローカルなお知らせで申し訳ありませんが、この度ハンドメイド服飾雑貨の展示・販売会を主催することになりました。
これまで地元でいろんな所に首を突っ込んでみて、屋内でもっと気軽に手作り品を発表出来る場と、作り手が納得のいく対価を得られるシステムがあって然るべきと考えた結果、もうこりゃいっぺん自分でやってみるしかないと結論に至ったのです。
場所は5年間ほったらかしてあった、実家の敷地内にある元3DCG製作事務所(一応自己所有)。
掃除や雑務の合間に製作したりとバタバタしていて、ここでのアナウンスがギリギリになってしまいましたが、明日の福井新聞ぷりん欄に掲載されますので、是非そちらもご覧下さい。

詳しくは、
 今週末の5月22日(土)・23日(日)・24日(月) 10:00~17:00 の3日間
 会場は、福井市種池町 「とんとんびょうし」 駐車場奥角より南へ直ぐの所にあります。

そして、駐車場使用を快諾してくださったとんとんびょうしさん、宣伝に協力して頂いたカフェ円造さん、美容室ジェムさんに改めて御礼申し上げます。

Blog_photo

次は、簡単ではありますが出品者のご紹介を。地元で精力的に活動されていらっしゃる方ばかりです。

SUN R oga★hatti アグrinさん
ナチュラル素材を使用した布雑貨と子供服・大人服
Hand made style  yeahyeah* ちゅんさん
愛くるしさ満載のアップリケ・ベビー雑貨
FANCY CAKES レインさん
おとな可愛いお洋服と布雑貨
■手織り工房 つむぎさん
落ち着いた雰囲気のバッグ・ポーチとストール

特別参加として、田圃塾の黒米販売も同時開催します。

福井市郊外の飲食店の多い地域でもあります。
ランチの後にでもお気軽にお越しくださいませ。
心より皆様のご来場をお待ちしております。

2010年4月28日 (水)

和雑貨のお店 咲來さん

うぅ、放置1ヶ月、明日からGW (滝汗)。
新生活をスタートするわけじゃないのに、前回更新の後、大掛かりな作業部屋の模様変えなんぞ始めたら夢中になってしまって、手作りの方は全く手をつけていませんでした。
しかし、室内は驚くほどスッキリして、作業効率もアップしそうです。

さて、今日はいつもと趣向を変えて、ドップリ和の雰囲気に浸っていただこうと、実店舗のご紹介をします。
月に一度位お邪魔するでしょうか、我が家から車で10分ほどの所にある、和雑貨のお店 「和のわ 咲來」 さん。
商品は8~9割が完成品の、和物好きなエンドユーザー向けが揃っています。

Sarai1

侘び寂び感のある入り口。

Sarai2

とても素敵にディスプレイされていて、所狭しと置かれていても不思議と落ち着く店内。
まさしく、日本のココロは和のココロ♪(^^

Sarai3

アンティークや昭和レトロな器類も常時あります。
奥に見えるハンガーには、着用可能な昔着物と着物リメイク服が。

Sarai4

手作り愛好家向けには、古布のハギレセットなども。

肝心な詳細はと言いますと、
 福井市運動公園1丁目2201
 TEL(0776)33-3378
 営業時間:11:00~17:30
土・日・祝祭日が定休日ですが、仕入れがある時は営業日であってもお休みされますので、来店の際には電話でご確認ください。

地方発送も可能で、こんなものを探しているんだけど~的なお問い合わせもOKですし、和物を手作りされている方なら、作品の委託・買取のご相談にものって下さいます。
また、箪笥や蔵に眠っていて処分に困っているなどの、明治・大正・昭和初期の物がありましたら、お気軽にご連絡くださいとのことです。

2010年3月27日 (土)

着物地で作るトートバッグ 3点完成

もう後がつかえちゃうほど、ハンドメイドは着々と進んでいるのに、更新が遠ざかってしまいました。
今日はとりあえず、着物地を組み合わせたバッグ3点のお披露目です。

仕上げのアイロンを掛けずに撮影してしまったので、多少のシワには目をつむってくださいませ。(^^;

Kimonotote_wd_2

こちらは、中央のちりめんに現行品の木綿の組み合わせ。

Kimonotote_sg

仕立て残りらしき現代物のハギレを、余らないよう使ったら大き目のトートバッグになりました。

Kimonotote_ks_front

3点目は張りのあるストライプとちりめんです。
このちりめんはハンカチほどのサイズでしたので、下段中央にだけ配置しました。

Kimonotote_ks_detail

見る角度によって光沢の度合いが変わるストライプ地と、マットなちりめんの組み合わせが、意外にもマッチしたように思います。

2010年3月 6日 (土)

着物地で作るトートバッグ ポケットの縫い方

ここ数日、仕事の関係で外出したり来客があったりと、バタバタしていて手が止まっておりました。
そんな中でも新作ポーチを一つ完成させたのですが、今日は途中になっていた、このカテゴリのポケットの縫い方をご説明します。

えーと、どこからでしたっけ?(笑)

Kimonotote_recipe_p3

ポケット布2枚を、それぞれ本体上段と下段に中表に合わせ、縫い付けます。
ミシン目の位置は、必ず出来上がりの本線より3mm程縫い代内に。
画像内の紫のラインが本線です。

Kimonotote_recipe_p4

開いてアイロンで抑えたら、上段側はポケット布に端ミシンステッチを、下段側は出来上がりに折ってポケット口 (15cm) にだけ端ミシンステッチを掛けます。

Kimonotote_recipe_p5

引いて見るとこんな感じです。
先述のパターン図通りですと、実際には上段とそのポケット布の間に、持ち手縫い代が挟まれることになります。

Kimonotote_recipe_p6

次に、本体上段と下段を合体します。
中表に合わせ、ポケット口以外を縫っていきますが、画像のように下段にはポケット口の端ミシンステッチによる小さなタックが出来ています。
無理にそのポケット口端から縫わず、少し離してミシンが掛け易い位置から縫ってください。
画像ではピンクの横ミシン目がそれに当たります。

Kimonotote_recipe_p7

縫い終わって、表から見たところ。
後で表からその部分にもミシンステッチを掛けて留めてしまうし、その方が柄布の境目をキッチリ合わすことが出来ます。

Kimonotote_recipe_p8

ここでようやく、ポケット布の左右と底を縫い合わせ、袋状にします。
縫い代内にもう一本ミシンを掛けておくと、より頑丈になります。

Kimonotote_recipe_p9

最後に表からポケット口以外の本体に、ミシンステッチを掛けて外ポケット完成です。
糸がほつれないように、ミシン掛けの始めと終わりには、2~3度返し縫いをします。

Kimonotote_recipe_m

底マチは、本体の横が 「わ」 になってなっていますので、縫い代を1cmとすると、横3×縦4cmにカットしてから仕立てます。

以上です。(^^
このポケットはポーチなどにも応用できますので、作り方を覚えていただくと役に立つと思います。
それと、ポケット布を本体と同布で仕立てる時は、続け裁ちにすればより簡単です。

2010年2月24日 (水)

愛猫の死とエモーショナル

愛猫の看病につきっきりの間はハンドメイドは中止していましたが、その子が逝ってしまってからは、何もしないでいると背後から喪失感が襲ってくるので、ボチボチ縫い始めています。
本当のところは、私は気持ちの切り替えが早い方 (多分) で、仕事柄、脳内HDが創造で埋まっている変人だからかもしれないけど。
しかし、一緒に暮らしていると、つくづく猫って前向きに生きる動物だということが分かります。

一方、人間は・・・ 矛先は亭主に向けられる(笑)。
亭主は男性にしては珍しく、負の感情を表に出すタイプ。
代表的なのが、「よく泣く」 「すぐ腹を立てる」 こと。
おまけに、「口が立つ」 ときているから、厄介極まりない。
私が原因でないのに、トリプルで泣きながら腹を立て、機関銃のごとく暴言を吐かれた日には手も足も出ない。
他人だったら瞬間縁切りで済むけど、家族がこうだと疲れますよね。

決して愚痴や亭主の悪口を言いたいわけではないんです。
身内の恥を身内が晒さなくて、誰が晒すのさ!と言うのは冗談ですが、
愛猫の死が、人間の負の感情について考えるきっかけとなっただけで、亭主を題材にすればリアルだからです。
こうゆう激情型の人間は何処にでも居ますしね。

結婚当初は、そんなご立腹の様子に冷静に理論で応戦したけれど、結婚生活には打算と惰性も必要だと悟ると、聞いている振り・適当に交わすのが上手になります。
しかし、それでは本人の為にもならないし、社会生活に支障をきたすのが目に見えてます。
このご時世、感情的になる人間ほど社会から排除され易く、もって生まれた性格だからと寛容ではありません。
自分もその世界に引き込まれて、嫌~な人間になってしまいます。
ですから、最近は放置するのを止め、やんわりと無表情で一言指摘をするようにしました。
偉そうな嫁ですねー。高圧的な女ですねー。(^^

具体的にどんなことを言っているかというと、
「職場では、口は慎んでいるよねっ♪」、
「人の生活が羨ましかったら、節約すればいいじゃん」とか、
「自分の思い通りに人が動くと思ったら、大間違いなのだー」等など。

極めつけは、検索で見つけたブログ記事。
「エモーショナル」を棄てる
この話をしたら効果があり、大人しくなってきました。
自分の為にもなります。一度、読んでみてください。

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