着物リメイク服初作品
早いもので、今週で一年の折り返し地点。
まだギリギリ6月だと言うのに連日真夏のような暑さのなか、節電ムードもあって夏本番を前にバテてしまいそうだけど、猛暑だった去年のように 「暑い~暑い~」 と喚いて終わらせたんじゃ勿体無いんで、着々とハンドメイドは進めておりますが、今日は完成済みの着物リメイク服2点のアップです。
先ずは、とっくの昔 ( 昨年秋 ) に製作して、箪笥に仕舞いこんであったワンピースから。
アンティークの羽織から作りました。
素材は正絹で、ハリもコシも全く無いスルスルとした錦紗です。
ピンクとブルーの細縞に花丸紋が配置され、更に地模様まである派手さ。
この柄の雰囲気を私はアナスイチックと呼んでいる。
前身頃は一枚の反幅両サイドに半幅を縫い足してあります。
ウエストの紐は脇では無く、その接ぎ合わせ位置に挟みました。
後ろ身頃は反幅2枚を使い、その中心の接ぎ合わせから着脱しやすいように10cm程のアキを作りました。
基本的に紐は後ろで結ぶようにしましたが、前で結ぶとなると、一度後ろに回してから前へ持ってきて結ぶ形になるので、紐はかなり長めにできています。
お次は完成ホヤホヤの膨張色ワンピース。
ウールのような厚さと手触り感のある正絹で、着物地にしては丈夫そうです。
前身頃はスクエアネックにし、アンダーバスト位置でヨーク切り替え。
切り替えの上側は、布を横向けにして裁ったので継ぎ合わせはありません。
切り替えから下側のスカート部分では、布の接ぎ合わせ位置にタックを持ってきています。
後ろ身頃も前身頃と同様に布を横向けに裁ち、アキ無しのVネックにしてみました。
何故Vネックにしたかと言うと、前後ろ逆着用OKの、一枚で二度美味しい?服にしてみたかったからでございます。
スカート部分は、反幅2枚を繋げた中心にタックを設けました。
中途半端に残った布で、脇にポケットなんぞも作っちゃいましたが、前後ろ逆に着用すると、ポケット布がお尻に張り付く感じで機能しなくなるけど、まぁいいか。(^^;
裾も裁ち目かがりしただけで始末していないのは、着てくださる方が現れたら、お好みの長さに裾上げしようと思っているからです。
次作はいよいよ解き終わった作務衣から、普段着へのリメイクです。超が付くほどシンプルなデザインですが、レシピ付きでご紹介する予定です。
その前に、古着を解く方法とかをアップするかもしれません。