銘仙で大正ロマン グラニー
GWに突入し、絶好の行楽日和となっていますね。
人混みが苦手な私は、相変わらずハンドメイド三昧でありますが。
随分と前に作ったグラニーバッグをずっと改良しようと思っていて、先日やっとイメージ通りの物が出来ました。
とは言っても良し悪しは別ですよ。(^^;
では、先に失敗作の試作から。
例によって、現行品の綿ハギレで試作。
グラニーバッグは、どの部分をもって定義するのかよく分かりませんが、私個人の感覚ではバッグ口がカーブしていて女性的な形であれば含まれると思っています。
ただ、一般的なグラニーバッグの持ち手が、本体と続いている点については不安感があることや、年齢的にも底部分は別裁ちにして自立するタイプにさせるとなると、画像のような形に落ち着きました。
しかし、いざ完成してみると、楕円カン (金属パーツ) 採用、本体タック、持ち手間の本体カーブが異様にしつこい気がして、次作は大幅に省略・修正することに。
内布側バッグ底の始末画像です。
バッグ口をバイアステープなどで包んで始末するタイプは、底を先に縫い合わせていく方法もアリで、底布は予め内布と表布でキルト芯を挟んで仕立てておき、本体表布と底布を縫い合わせたら、そのミシン目をガイドにして次に本体内布と底布を縫い合わせました。
更に内布本体側だけ、画像のようにミシンステッチで縫い代と固定させています。
つまり、仕覆とほぼ同様の仕立て方と言っていいでしょう。
何とも恥ずかしい内布側バッグ口の始末です。
バッグ口をバイアステープで縁取りして、可愛くしようとする頭が私には無いもんですから、タックで幾重にもなった縫い代のことは想定せず、全て内布側に倒して始末してしまいました (汗)。
ミシンが悲鳴を上げたのは言うまでもありません。
そしてこれが古布を使った改良版。
本体表布は銘仙の繋ぎ合わせ、持ち手と内布は古布木綿になります。
正面の意地悪そうな椿 (笑) を、両サイドの規則的な柄が引き立ててくれている気がしますが、如何でしょう?
柄を活かす為に極力シンプルにし、本体持ち手間のカーブも浅めにして、やっと納得のいく形に行き着いた感じです。
布の柄や組み合わせによって、接ぎ合わせ位置もいろいろと変えてみると面白そうなので、またこの形が恋しくなったら作ろうと思ってます。
この改良版はタックがありませんので、バッグ口部分から仕立てていきます。
試作と同様に仕立てておいた底布に、本体表布と内布を一緒に縫い合わせたら、その縫い代を共布のバイアスで包み、ミシンステッチをかけておきます。
その後の手縫いの始末がし易いように、縫い代をしつけで仮固定します。
バイアスで包んだ縫い代の裏側を見るようにバッグを持ち、コの字はぎで一周とじます。
この始末の場合、裏側をすくう形なので、表からは手縫いであることがバレません。
まつり縫いの始末よりお勧めです。
そろそろバッグも飽きてきたので、来月は気分転換にリメイク服も再開しようかと考えています。
先ずは自分の服から。