フロシキンチャクバッグ (後編)
バッグの次は服を縫おうと思って、ちょこっとパターンを引き始めたら夢中になってしまい、昨日まで4タイプの製図をしていました。
こちらは順調に縫製できれば、ちょうど夏向けに間に合いそう・・・だといいんですけど。
そんな訳でまた間が空いてしまいましたが、闇市バッグ (笑) の後編をアップします。
前回の結ぶタイプの持ち手部分が完成したら、同じくぐるっと一周1mの筒状に本体 (絣) を作ります。
結びの部分にボリュームが出るので、なるべく縦長にならないよう、本体高さは25cm位までが無難です。
本体を縫う過程で背面にファスナー外ポケットを作りました。
ポイントは本体の本線と、ファスナーのエレメント(務歯)のラインを合わせて (一直線) 仕上げることです。
後に上部の結ぶ部分と合体する時は、ファスナーのところだけ、5~8mm下のテープ上で縫い合わせます。
こうすると、ファスナーが上向きに取り付けられ、真上から見て開閉することができます。
一方、本体前面の外ポケットは、2.5cm幅の藍無地木綿を継ぎ足したポケット布 (縞木綿) を、上辺だけ縫い合わせておきます。
藍無地木綿を継ぎ足したのは、縞木綿のポケット布が丸見えにならない為です。
本体と結ぶ部分を合体させる時に、外ポケット布の両脇と底を縫います。
次は底です。サイズは28×18cm。
んー?4辺合計すると、本体の1mに足りませんねぇ。
それは四つの角で本体にタックを取りたかったから。
底布と縫い合わせる時、いちいち角でミシンを止めなければいけませんが、この方が綺麗に仕上がる気がします。
また、もっと底布を小さくしてタックの分量を多くすれば、本体が丸みをおびて柔らかい雰囲気になりますね。
後は本体の内布を別途仕立て、上端をまつり縫いで本体にとじ付けて完成です。
以下は、おまけの機能編。
内布のポケット横にDカンを付け、取り外し可能なナスカン付き紐を作ってみました。
これは、最近よく見かける、市販バッグに付いているキーリングのパクリです。
もう一丁。斜め掛け用のストラップ。
これにもまたDカンをつけて、携帯とか一時的にかけられるようにしてみました。
以上です。
素材によっては着る服を選ぶというか、野良着でどうぞみたいな。(^^
次回はもう少し女性的なバッグをご紹介します。