2015年6月24日 (水)

試作いろいろ その2

先日やっと梅雨入りした、うちんとこの北陸地方。
でもここ数日雨が降らなくて蒸し暑い。明日は30℃超えるとか…
もうこのまま真夏に突入しても構いませんよって気がしてきました。
学校が休みの夏休みは私の仕事も休みなんで、ハンドメイドも爆進したいところですが、はたしてどれだけ作れることやら。

さて、前回の続きで試作第2弾。

201506_06

これも製作残布を使って製作。
持ち手部分は前回の試作とほぼ同じパターンで、楕円底にしてみました。
持ち手を左右で繋げるタイプですから、英数字柄と内布は4枚はぎです。

201506_07

内布側の中心はぎ合わせを利用して、ポケット布を挟みこんで一緒に縫い合わせてみました。

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1cm程つまんで反対側に倒し、縦一辺と底をミシンで縫い付けて出来上がり。
ついでにキーリング用のDカンタグも挟んで縫っています。

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アップ画像です。
タックを取ったようにすれば、スマホ類の出し入れもし易く、布に無理がかからないと思います。
一辺だけですが、一緒に挟んで縫うので位置合わせは楽です。

201506_10

もうひとつの試作。
Pinterest でよく見かけるデザインで、一度作ってみたかったもの。
この形の場合は、素材に凝るとか大胆な柄物を使うとかした方が合う気がします。
襤褸布の継ぎ接ぎが私的にはピッタリきてますが。
それから、持ち手のグリップ部分も工夫して。

要試作のデザインはこんなもんです。
素材を古布木綿に変えると、どれだけ印象が違ってくるか、作ってみないと分かりませんけど楽しみです。

2015年6月10日 (水)

試作いろいろ その1

家事はさておき、パートとハンドメイドの両立がまだうまくやれていない今日この頃。
先月見事に更新がすっ飛びましたが、作ってはいたんです、一応。
製作残布とかデッドストックの現代生地がまだあったので、使い切る目的もあって試作しました。

201506_01

4枚はぎの手提げ。
綺麗に縫ったつもりでも、丸いラインはミシンステッチで固定させていないから角ができてしまい、不満な出来上がり。

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持ち手部分と本体の分かれ道は、縫い合わせる布が変わるから、縫製は難儀します。
やっぱりUの字の形でおさめた方がいいみたいですね。

201506_03

そして2作目。
少し横長にパターンを描き変え、持ち手上端を前後で繋げてみました。
腕を通して持つと、ちょっと可愛らしい感じになります。

201506_04

脇から底にかけてミシンステッチをかけたんで、カーブラインもくっきり。

201506_05

持ち手を前後の布で繋げる場合は、画像のように一方は 「わ」 にした状態でも表にひっくり返せます。

もう少しパターンを修正すれば、本番の古布木綿に鋏を入れられそうです。
柿渋染めを外注した幟旗も戻ってきたことだし、いよいよなんだけどな~。

2013年4月15日 (月)

ワンマイルバッグ その他2点

桜も終わりGWが目の前に迫ってきて、何かと日本は行楽の話題が尽きないものですが、この極端に暑くも無く寒くも無い過ごし易い季節では、特に有効に時間を使いたいものですね。

今日は、今年最初のワンマイルバッグの残り2点の画像をアップします。   
別布であっても3点続けて同じ形を縫うのが飽きたついでに、ブログネタも飽きて頂きましょう (笑)。 

2013_3_16

本体の渋いモスグリーン地は正絹紬、ポケット布は現代の大島紬です。   
そして、持ち手とフラップは安曇野木綿。 

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泣きたくなるくらい地味な3点目も、同じく正絹紬と安曇野木綿の組み合わせ。 

こんだけ作ってみて分かったことは、正絹は兎に角軽いです。   
逆に気をつけなければいけないのは、元の着物の状態では派手に感じても、リメイクすると地味になります。   
天然染料のせいでしょうか、現代物より彩度が低いからだと思いますが、大胆に布を組み合わせた方が面白いかもしれません。

次回は最近のトレンドを意識して作った、古布の組み合わせバッグをご紹介します。

2013年1月30日 (水)

フラップポケット付きワンマイルバッグ

新年のご挨拶もしないまま、一月も終わろうとしています (汗)。
実はお正月気分が抜け切る前には、ハンドメイドに取り掛かっておりました。
大体、ミシン掛けしている時間より、目的の布探しや定規で採寸している時間の方が長いからいけません。
それと、シチュエーションをイメージして、寸法にいちいち理由を付けたがるのが私の悪い癖なんですが。
今年の第一号作品も今後も、そんな感じですので気軽にお付き合いください。

今回は私の経験からワンマイルバッグを作ってみました。
スーパーへ買出しに行くだけとか友人とランチに行くだけなら、必要最低限の物 (財布・携帯・畳んだエコバッグ等) だけ入ればいいというバッグです。

2013_1_01

とか何とか言っても、至ってシンプルなデザインですが、異素材の組み合わせです。
本体は望まない物々交換で得た、ツイード調ウールの新反ハギレ (爆)。
その物々交換ウールの幅35cmを一杯一杯利用して、本体サイズを27×27cmに、マチは6cmにしました。

2013_1_02

本体に合わせる無地が見つからなかったので、持ち手とフラップはあづみ野木綿を採用。
出処は昔よくあった頒布会の、毎月カットクロスが送られてくるアレです。
そして、タックポケットは丈夫な正絹です。
バッグの外側に別布のパッチポケットだけだと、なんかの拍子に入れた物が飛び出しそうな不安感もあるし、いかにも 「別布でアクセントを付けました~♪」 感を払拭する為に、フラップを加えました。

2013_1_03

本体反対面には、地味な内ポケットをさりげなく。
出し入れし易いようポケット口は緩いカーブにしてあります。

2013_1_04

裁断の段階でよく失敗するもんですから、先ずは原寸大を紙に描くことから始めてます。

2013_1_05

36cm角のあづみの木綿全体に接着芯を貼り、先にフラップ表部分の8cmを切り取った後、残りを四等分して持ち手に使いました。
2枚を繋げて9cm幅×54cm長さを2本、筒状に縫って表に返します。
4cm近く幅がある持ち手にしたのは何故か?
それは、中途半端に残り布を出したくないんじゃなくて、見た目の印象を考えてのことなのです。
細い持ち手だといかにもショルダーバッグに見られますよね。
持ち手長さは47~50cm間であれば、肩にも掛けられますが、太くすることによって違和感無く、腕を通しても握っても持ち歩けるかと。
で、握る部分だけ半分に折って縫いとめました。
因みに敷いてあるのは、同サイズ色違いのあづみ野木綿、右下角には残り布です。

続けてフラップポケットのレシピをアップするつもりでしたが、長くなりましたので次回にまわします。

2012年4月 6日 (金)

誤算だらけのリメイクバッグ

お待たせしました!今年最初の完成バッグです~と、豪語できるほど甘くは無かったバッグを、今日はアップします。

以前よりバッグ作りの参考にと時々Etsyサイトを眺めていたのですが、ある時作ってみたいバッグのパターンを発見し、そのショップから購入してみました。    
因みにEtsyは、注文と同時に支払いを完了させる仕組みになっていて、パターンの場合は、PDFファイル化したデータが直ぐにメールに添付されて送られてきます。    
今回のバッグはその外人さんがデザインしたパターンのバッグと、それを私がデフォルメ (笑) したバッグです。 

bag1b_201204

これがその購入したパターンで作ったバッグ。   
PDFファイルの用紙サイズが特大で、何枚分割出力したことか。    
全部繋げてみたら、幼児がすっぽり入ってしまいそうなくらいの巨大さに仰天してしまい、70パーセントに縮小し直して作ってもこの通り。 画像では想像がつかないと思いますけど。    
身長165cmの私が肩に掛けても、底位置は足の付け根より下にあります。これじゃあ、バッグが歩いているように見られますね。(^^; 

bag1c_201204

最近市販品によくあるデザインの原型のような、ほどほどに可愛く且つカジュアルな形は、よく考えられているなと思いました。   
それと、素材はやっぱり現代のデニムやリネン向きですね。    
ただ、残念なことに現在はこのパターンは販売休止か終了となっています。 

bag1a_201204

正面の生地は手芸仲間より物々交換した時の、ウールに正絹なんだか化繊なんだかが混ざった正体不明のザラっとした織り出し柄地。   
袖2枚とおくみ1枚しか無かったので服には出来ず、バッグ用にと相成りました。    
中の色と同色の正絹紬を両側に使い、内布と持ち手を藍木綿にして引き締め、少しでも若々しい感じに。 

物々交換布の袖1枚を上のバッグで使い切り、次は残りの袖とおくみで作ったのが下のバッグです。(何とかして使い切ってしまいたいのが見え見えのような・・・)

bag2a_201204

とてつもなく大きな購入パターンからは修正すら面倒で、結局一から線を引き直し。   
袖から本体正面2枚と楕円底分を取り、おくみを4等分して正面の両側に縫い足しました。    
この、残り布が出ないようにしたばっかりに、想定外の横長バッグになってしまい、急遽持ち手を長くしてバランスを取りショルダー仕様に。   
持ち手下の本体にタックも入れてみたけど、私的にはおばちゃま風に仕上がった感じで、不満足な出来です。 

bag2b_201204

内布は渋く、ブルーグレーの木綿。   
ミシンキルトの底布に玉縁内ポケットまで施し、手間はこっちの方が十分かかっているんですけどね。 

実はもっと手間の掛かるバッグ製作が、現在進行中です。   
その完成まではまたリメイク服のアップになります。

2009年8月29日 (土)

竹の持ち手バッグ

今年には間違いないのですが、目的も無く買った2組の竹製の持ち手。
展示会用は、このブログで紹介していたデザインのバッグや袋物ばかりでは寂しいので、その竹の持ち手を使ったバッグを初めて作ってみました。

Ringhandbag_red

一作目は、バッグ作家の江面旨美さんのレシピ本を参考に作ってみたんですがね。
底が角丸だからなのか、おにぎりみたいになっちゃった。 (江面さん、ご免なさい) orz
やっぱりレシピ本の通り、張りのあるナイロン地じゃないと江面さんっぽくなりませんねぇ。

Ringhandbag_patch1

気を取り直し、デザインを変えて仕立てたのがこの2作目です。
覚えていらっしゃるでしょうか。
このブログを開設した当初に繋いでいた、ミシンパッチ地になります。
途中で挫折しかかって、ずーっと放置していたのを引っ張り出し、細長い一枚に繋ぎ合わせました。
6cm角が170枚くっついて、横幅もたっぷりあります。

Ringhandbag_patch2

このミシンパッチが無ければ、縫製は嘘みたいに恐ろしく早いです。半日もあれば充分完成しちゃいます。
底を“わ”にして布を裁ち接着芯を張ったら、この時点で竹の持ち手に布を通します。
その状態で、外布と内布 (裏布) を中表に合わせてバッグ上部の辺と両脇を縫い合わせたら、両脇の持ち手下のアキ部分を返し口にして表に返します。
後はアキをミシンで縫って塞ぎ、ギャザーを安定させる為に竹の持ち手すぐ下カーブを所々手縫いで固定。
最後に底の角を三角に潰して、必要なマチ分の所でミシンを掛け、頂角辺りをボタンで縫い付けて完成です。

で、展示会でのこの二つのバッグはと言いますと、少々満足いかない出来栄えのおにぎりバッグ (笑) が売れ、手間隙掛かったミシンパッチバッグにはご縁がありませんでした。
ミシンパッチバッグは今、クローゼット奥で不貞寝しております。

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