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2015年2月12日 (木)

一年三ヶ月の空白期間は

随分と、本当に長い間放置してしまいましたこのブログ。m(__)m
前回のアップから、何と一年三ヶ月の空白になりますね。
色々あったのは事実ですが…

 ハンドメイドをする気が無くなったわけでも、
 事情があって作る時間が無くなったわけでもありません。

ただ、少々人生観や生活は変化しました。体型も(笑)。
そして、これまでのようにスローペースの更新になるかもしれませんが、今日は復活までの出来事を書いておこうかなと思います。
(実はツイッターの方では、時々呟いてたんでご存じの方もおられますが)

一昨年の2013年11月の最後の更新後、鼠径部に腫れを発見したと同時に、歩行にも違和感が生じ、翌月入院して摘出手術を受けました。

 病名は、骨軟部腫瘍の高分化型脂肪肉腫でした。

発症自体非常に珍しく、痛みもありませんが、ほおっておくと先祖返り(悪性に突然変異)する恐ろしいタイプの腫瘍だそうです。
幸い私の場合は、30㎝大に巨大化した割には良性のままで、摘出するだけで済みました。
最初の開業医診察から紹介状を持って、福井赤十字病院で画像検査し、更にまた紹介状を持参して金沢大学付属病院で診察・入院だったのです。
23才の時の扁桃腺摘出以来の入院・手術ですから、恐ろしいことに変わりなく、何と言っても数枚の「同意書」へのサインほど空しいものはありません。

kanazawa1

この金沢大学付属病院の整形外科は、国内でもトップクラスで、全国から地元では治療が難しい患者さんが集まっています。
三週間の入院中、とにかく暇なもんで昼間病院内を散歩したり、デイルームで時間を潰したりして、厳しい状態の患者さんをよく見かけているうち、

 嫌でも人生観が変わります。
 開き直ります。

kanazawa2

一方で、日本の医療は日進月歩なのですから、早期発見さえすれば助かる命も多いはず。
皆さんも普段の健康診断以外に、CTやMRIの画像検査を受けられることを強くお勧めします。
私は40才代の後半に、体重が急に45㎏まで落ちて激痩せし、周りから検査を勧められ健康診断を受けはしましたが、どこも異常無し。
しかし、画像検査までは受けませんでした。
今思えば、痩せてきた原因には、その頃には既に腫瘍が存在していて、食事の栄養を全てその腫瘍が吸い取っていたからに違いありません。
相次いで旅立った2匹の老猫や、当時悪性リンパ腫と慢性腎不全の闘病中だった2匹(昨年永眠)が、体を張って教えてくれた気もします。

退院後暫くして悪性リンパ腫の猫を看取り、私の足も普通に動くようになったら、何だか急に一日中家に居るのがつまらなくなり、外へ出たい(勤める)思いが湧いてきました。
人生予想外だった、自分と猫達の多額の医療費を取り戻したい理由もあったし、家に一人でいると「再発」の不安ばかり考えてしまうこともあってです。
よくガン患者が、悪いことばかり考えてしまうから働くのだと言うのが、身を持って理解できるんです。

お陰さまで、ハンドメイドを愉しむ時間も確保できる、月に10日程のITC支援員のパート仕事にもあり付け、ようやくその仕事にも慣れてきました。

次回はちょっと今後の予定などをお知らせして、本来のハンドメイドのブログに戻していこうと思っていますので、今後も見捨てないでご覧下さいませ。

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