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2012年11月20日 (火)

ウール単衣から2枚のチュニック

秋が深まる前に冬が到来してしまったような、一段と厳しくなった朝夕の冷え込み。
これから寒い寒いとつぶやいているうち、あっと言う間に年末がやってきちゃうんですよね。
クリスマス商戦も始まっているけれど、来月は選挙もあったりして、例年に無く喧しい年の瀬になりそうです。
それと、年末と言えば気の重い大掃除。
ここ数年、布の整理に脱線してばっかりだったような・・・
でも、今年は大丈夫♪ 整理不可能な状態になっていますから (汗)。

慌しい時期こそ好きなことをやりたい性格なのですが、年内は家事の合間に、ちょこちょこっとバッグかポーチを作れたらいいなぁと思っています。
ということで、今日はリメイク服としては、おそらく今年最後の製作となる、ウールのチュニックのアップです。
ウールってそのまま着物として着用するのなら兎も角、リメイク用にわざわざお金出して買うことは少ないんじゃないでしょうか。
私も何枚かあるウールの中で、唯一買ったのは今回の単衣だけであります。

2012_1_01

先に縫い始めたのが、この無国籍風チュニック。
カーブは衿ぐりだけの至ってシンプルなデザインです。
反幅2枚繋げたものを、一杯に身幅を取ったゆったりサイズなので、ズルズルッと下がったドロップショルダーになっています。
パターンは過去に作ったボートネックブラウスの前衿ぐりを深くしただけのもの。
このウール地の方が布幅があったので、袖もギリギリだけど長袖になりました。

2012_1_02

もっと整えてから撮影すれば良かったと後悔した2点目。
細かい幾何学模様が整然としているせいか、先のチュニックはぼんやりした印象がして、この2点目には柄と同色の紫のラインをアクセントに取り入れてみました。
身頃中央の反幅の両サイドに半幅を縫い繋げる時、ポケットも一緒に挟んでミシンをかけています。

2012_1_10

後ろ姿はこんな感じ。
後ろ身頃は反幅2枚繋ぎなので、ポケットは前身頃に挟んだ辺以外は、ミシンステッチで押さえています。
その、後ろ身頃まで回りこんだポケットもアクセントの一つ。一応。

2012_1_03

柔らかいウール素材らしく、衿ぐり・袖ぐりのヨークを、ふんわりと折り返した感じの仕上がりにしてみました。
全くの我流ですが、次回はこの部分縫いレシピをご紹介します。

シミや小穴など、難の無い着物だと服が2着分取れるから、確かにお得感があります。
でも、いっぺんに縫うと飽きちゃって、撮影後はさっさと畳んで箪笥に仕舞い込んじゃいました (笑)。

2012年11月 3日 (土)

アニマルプリントのドルマンプルオーバー

あーぁ、もう11月に入ってしまったじゃないの (焦)。
先月ブログを更新してから、少しはハンドメイドをやってはいたのですけどね。
今年も残り2ヶ月を切ってしまったから、愚痴の一つでも言わせてもらうと、
実は布 ( 着物 ) を次から次へと買い続けている人が身近にいるんですよ。
安かろうは悪かろうなんだから、衝動買いとか怪しい物に手を出すのは止めるように、何度忠告しても言うこと聞かないの。
で、結局身動きが取れなくなったらしく、私が仕分けとお手入れを手伝うハメに。
自分好みじゃない布を触っていると、胸焼けやら空しさが込み上げてドッと疲れましたわ(笑)。

それでも、ほつれと悪戦苦闘していたウール地のリメイク服は何とか完成させましたが、今日は言うことを聞かないポリエステル地で縫ったプルオーバーをご紹介します。

201210_2_01

肉食獣になった気分にさせられる柄だわね。
自分で買った布じゃないから、惜しみなく試作用に使っちゃいました ( この布は着物地ではありませんが、今後リメイク用にと試作しましたので、着物リメイクカテゴリでのアップとしました )。

201210_2_02

袖下から身頃裾にかけて大きくカーブを描いたドルマンスリーブ。

201210_2_03

そのパターンがこれ。例によって我流原型を元に製図しました。
襟ぐり以外は前後身頃共通で至ってシンプルなんだけれども、予め袖口と身頃裾位置の身幅のゆとりを、どれくらいにするか決めておく必要があります。
製図手順としては、まず肩線を希望の袖丈に延長し、そこから直角に袖口寸法分線を引いて袖下をポイントしときます。
次に上から希望の身丈の位置で、ゆとりを含めた身幅の半分の水平線を引き、最後に袖下とカーブで繋げます。

201210_2_04

何が言うことを聞かないって、ハリコシの全く無いテロンテロンとした薄手生地は、パターン通りに印を付けたつもりでもずれていたりすること。
そんな時は、和裁のお裁ち台がとても役に立ちます。
布を裁ち台に広げたら、パターンを置く前に、マチ針を杭のように打って布を固定させるだけで随分と違うのです。

201210_2_05

布を裁つ時も、パターンの際まで重しかなんかで抑えながら鋏を入れていくと、少しは歪まずに切れます。

人の振り見て我振り直せじゃないけれど、自分もここ2~3年でかなり布が増えているなぁ。
でも、布好きにとっては、いつか出番が来ると思い、なかなか処分できないもんです。

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