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2012年7月17日 (火)

浴衣からカシュクールプルオーバー

暑くなりましたね。言うなと言われても 「暑い~!暑い~!」 を連発してしまいます。
この季節、暑さのせいでモチベーションが下がりそうなもんですが、今年は例年に無く爆縫い進行中であります。
しかし、着物リメイクに首を突っ込んでわかったのは、形から入るんじゃ無くて、柄とか素材に合うような形を考えて作るということで、結局どれもパターン引きから始めています。
とかなんとか言っておりますが、飽き性だから全く同じ形は作りたくないとか、満足しなかった部分の修正が殆どの理由だったりしますけど。

さてと、更新が遅れる言い訳はこの辺にして(^^;、この夏の第一弾をば。

201207_01

風呂上りに頭からスポッと着て、団扇振りながらゴロゴロするのがピッタリな、楽チンホームウェアでございます。
ボタンも無いし、カーブだって後ろ襟ぐりと脇の下のちょこっとだけですから、箪笥に眠っている浴衣などありましたら、こんなのも是非作ってみてください。

drawing

こちらがそのパターンです。カテゴリーにあります我流原型と製図手順を元に引いていきます。
カシュクールタイプは前身頃が左右対称ではありませんので、原型を反転し一枚に繋げておきます。

① 身頃中心から横に10cmと肩線の交点をポイントします。
この点まで緩いカーブを描いたグリーンの線が後ろ身頃の襟ぐりです。
後ろ身頃の製図はこれだけで、他は殆ど前身頃と共通です。
② おへそ線 ( ウエスト位置 ) から10cm下がった所と身幅線の交点が②で、①と結んでカシュクール線ができました。
③ 更に②から10cm下がった所が身頃の裾になります。
この時点で、布を縫い代分ずらして①-②のカシュクール線に沿わせて置いてみます。
うっすらと青い塗りがその布に当たり、矢印の付いた線が向きを示しています。
つまり、前身頃は布が斜めになりますが、カシュクール線に鋏を入れることも無くバイアスにもならないので、胸元が伸びる心配はありません。
袖口の縫い代も含めて、布内に納まるよう肩線を延長。
⑤ ④の点から肩線より直角にわきの下線まで降りた④-⑤が袖口になります。
⑥ ⑤から身幅線へ向けてカーブを描き、③と結んで製図が完成です。
⑦ 布巾に収まらなかった脇裾部分は通常の縦方向に裁った布を縫い足します。

前身頃はこの完成した赤いラインの右上前身頃と、これを反転した下前身頃の2枚で構成されます。

次に、順序を含め一箇所だけ縫製のポイントを説明しますと、
前後の身頃の肩を縫い合わせたら、カシュクール線を三つ折りか、後ろ襟ぐりと続けてバイアステープで処理します。

201207_03

次に、右上前身頃だけ裾上げしてから、

201207_04

前後の身頃の脇縫いをします ( 袖口から裾まで一気に )。
それから、下前身頃と後ろ身頃の裾を上げますが、脇には上前身頃が挟まれていますから、その位置で一旦ミシンを止めて糸を切り縫います。
最後に袖口を始末して完成です。

201207_02

今回の布は、密に織られた張り感のある、しっかりとした綿素材だったからか、ちょっと羽を広げたような袖に仕上がったので、後から袖口にタックを取ってすぼませています。
落ち感のある柔らかな素材なら、パターン通りのままで普通のフレンチスリーブになると思います。

今日はどこかで39度まで上がったそうな。
これからが夏本番ですから、熱中症には十分にお気を付けてお過ごしください。

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