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2010年1月29日 (金)

着物地で作るトートバッグ 裁ち方と布合わせ

古裂を収集していると、中には柄を有効に使いたい布が出てきます。
大柄の銘仙とか、刺繍の施してあるもの、縦方向に続く絵的な染物などなど。
せっかくのいい柄を、小物作りで切断してしまうのは勿体無いですよね。
もし、コレと言った使い道が無いならトートバッグに仕立ててみませんか?

でも、そんな柄布は悔しいことに、バッグにするには用尺が足りないハギレになっていることが多いです。
そこで、今回ご紹介するパターンは別布と組み合わせる形にし、なるべく無駄を出さないように、全ての寸法を決めてはおらず、お手持ちのハギレの長さによって調節する部分を設けました。
用意する布は3種類で、各配分は以下のようになります。

  A(柄をアピールしたい主役布):本体表
  B(Aを引き立てる脇役布):本体表、持ち手・持ち手タブ表側
  内布:本体裏、持ち手・持ち手タブ裏側、前後のポケット内側

AとBは、ミニマム35cmの全幅を前提としていますが、倍の長さがあれば半幅でも作れます。
内布は、現行品の生地でもいいでしょう。

Kimonotote_recipe_all

これがその、布をいっぱいいっぱいに裁って作る、大容量のトートバッグのパターン。
数値は縫い代を含んでいません。
ポイントは本体両脇を「わ」にして裁つことと、中央の切り替えを利用したポケットです。
但し、布が半幅の場合は、本体前後面を両脇で縫い合わせます。

(固定)となっている箇所はその数値通りに、他は好みの寸法、又は手持ちの布の大きさによって調整します。
その箇所と、図面内に記載していない寸法については、

※1 ここが12.5cmになる時は、同じ布内に持ち手を並べて裁った場合(後述参照)の寸法。もう少し短くても大丈夫です。
15cmは単独で布幅いっぱいに裁てて、且つ中央のF・Bと同寸。
※2 このマチの箇所だけ、縫製途中の段階で全体のバランスを見てから、好みの寸法にカットします。
脇を「わ」にした時は縫い代がありませんから、8cmのマチを作るには、前後2枚重なったまま一緒に横3×縦4cmにカットします。
正方形にカットすると失敗します。ご注意ください。
※3 ポケット布の横寸法は、15cmのポケット口より左右1.5~2cm大きくし、縫い代を加えて20~21cmに裁ちます。
縦寸法は入れる物に合わせて、好みの深さにします。
一つのポケットに2枚必要になりますが、細長い1枚を底を「わ」にしても作れます。
なお、持ち手は40cm以上の長さがあれば肩から掛けられますが、本体に被る分とカンの折り返し分等を加えて58cmと長くなっています。

次は布合わせ例と、それに伴うA布の裁断図です。

縦の数値は、上のパターン図に於ける28cm(最大)にする際の必要量であって、少々足りなくても仕立てることができます。

Kimonotote_recipe_a30

●A30
A布が30cmまでと短いハギレなら、縦2等分して中央下段にだけ配置します。
ワンポイント風ですね。

Kimonotote_recipe_a40

●A40
A布が40cm前後あると、このような組み合わせができます。
縦にキッチリ分割されるので、大胆な布合わせをしても面白いです。

Kimonotote_recipe_a50

●A50
更に50cm前後となると、先日アップしたバッグの布合わせが可能。
この市松的な組み合わせは、柄の雰囲気や密度が似ている布どうしの方が、無難にまとまると思います。

最後はB布の裁断図。

Kimonotote_recipe_b90

この図は、同じ布内に持ち手も並べて裁つ、最小限のレイアウトです。
●A30ならば90cm、●A40・●A50だと80cm要します。

図面の説明だけなのにダラダラと長くなってしまいましたが、こうして可視化もしておかないと、いざ裁断という時に結構ミスしてしまうものです。
まぁ私の覚書も兼ねているってことでご理解くださいませ。

2010年1月20日 (水)

着物地で作るトートバッグ

今日は大寒だというのに、ポカポカと好天に恵まれました。
冬は鉛色の空が殆どのこちらではとっても珍しいお天気とあって、この時とばかりに仕上がったばかりのバッグの撮影を、例によって屋外で行いました。

昨年秋に血眼になって掻き集めた古裂も、三ヶ月を過ぎると興ざめするというか (あはは)、勿体ぶらなくなってしまう私でありますが、
この時期が惜しみなく鋏を入れて、爆縫するグッドタイミングなのであります。

着物地って幅が35cm位と限られてますし、素敵な柄はハギレでしか入手できないこともありますよね。
1種類で繋いで作ると、いかにも縫い繋いで作りましたって感じになるじゃありませんか。
それでは芸が無いと思って、限られた寸法の中でどーすれば普段使い可能なバッグに出来るかと、知恵熱出そうなくらい悶々とすること数日。^^
大したこと無いくせに、あーでもないこーでもないと考えた末、表側は2種類の生地を組み合わせることに至りました。

デザインは、厚着でも肩から掛けられること。
あと、現代っぽく何か光モノを加えてみたくて、金属のカンを取り入れてみました。
そのカン類については、角田商店さんがいろんなタイプを取り扱っていて、お値段も手頃なんでお勧めです。

Kimonotote_pg_front

偉そうに吠えてて、完成したのがコレでございます。
中央縦地布の幅をもっと広くして、その分両サイドのピンク地を縮めれば良かったと、内心は不満な出来。

Kimonotote_pg_detail

中央の切り替えを利用した外ポケットです。
構造が、過去にアップしたお子ちゃま向けの2ウェイバッグのファスナーポケットと似てますが、違う点は手を入れると中が広いことです。

次回から、これを元に改良した図と、持ち手とポケットの縫い方なんぞを順次ご紹介していきます。

2010年1月 6日 (水)

男女兼用出納ケース

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

皆様はどのようにお正月を過ごされましたか?
私なんか毎年のことながら、沢山やり残しを抱えたまま新年を迎え、三が日はダラダラしておりました。
ショップページのリニューアルも結局手を付けずじまいだったし、大掃除も一週間前から取り掛かっていたのに全部は間に合わなかったし・・・
そんなこんなで年末・年始ったって、気分的にも普段と変わらなくなってきた感じです。
お目出度いと思えるのは、TV番組だけのような(笑)。

さて、2010年のスタートは、昨年末に更新し損ねた試作品で、以前に製作した三つ折ケースを応用した機能重視の男女兼用デザイン。
男性はほれ、女性と比べると短気でガサツ、少々乱暴な面がありますから (典型的なのがうちの亭主) 、ワンタッチ開閉、単純且つ頑丈な構造を課題にして作ってみました。

Financialcase_front

サイズはA5判。
握れる程大きいフラップにメインの柄布を使用。

Financialcase_back

背面です。
フラップの付け根は、本体布の切り替えに挟んでガッチリと。

Financialcase_inside

開くと8枚収納可能なカードポケットがあって、

Financialcase_pocket

外側にも出し入れし易いポケットと、までは良かったのですが、あれれー、、
フラップにマグネットボタンを付けてしまいました!
これでは、磁気でパーになっちゃうデンジャラスケースじゃん!の、失敗作でございます。(^^;

そんな間抜けな更新もありますが、
本年も引き続きご高覧くださいますようお願い申し上げます。

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